「夜間に足がつって痛い!」
こんな経験はありませんか?
こむら返りと言われ、筋肉が収縮したまま痙攣(けいれん)した状態で、ふくらはぎの筋肉によく起こります。
筋肉には縮む・伸びるの二つの作用があります。
縮みすぎるとそれを防ごうとするし、伸びすぎるとまたそれを防ごうとする自然な作用が人体には備わっているのですが、いろいろな要因で、筋肉が縮んだまま伸ばせない状態がいわゆる「つった」と言われるものです。
原因としては以下の図を見てもらうとわかりやすいと思います。
加齢
(筋肉量の減少、新陳代謝の低下、動脈硬化による血行不良)
+
筋疲労、神経障害、脱水(電解質異常)
↓
発生
電解質とはミネラル(マグネシウムやカルシウム、ナトリウム、カリウム)のことで、栄養素として欠かせません。神経伝達や筋収縮に関与しているため、とくにマグネシウムが不足するとこむら返りを起こす原因になります。
また夜間に起こりやすい理由としては、脱水や冷えによる血流低下が考えられます。
腰痛がある人、とくにヘルニアや腰部脊柱管狭窄症では神経を圧迫していることから、こむら返りが起こりやすくなります。
■予防・対処法
予防としては、ストレッチやマッサージで普段からよく筋肉を伸ばしておくこと。また腰部が原因になっているのなら、腰部に対する治療が大切です。
なってしまった対処法としては、まずは収縮している筋を伸ばすこと。ふくらはぎの場合でしたら、アキレス腱を伸ばす感じです。
飲み薬としては漢方の芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)が有効で、いろんな製薬会社から出ているものがドラッグストアに置いてあります。頻繁につる人でしたら、枕元に置いておいて、飲んだり舐めたりするだけでも即効性があります。
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まごころ整体院
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