膝の痛みは死活問題と言えます。
杖や歩行器なしでは歩行が困難になったり、人の介助なしには歩けなくなったりすることもあります。自分の足で歩くことはいつまでも保っていたいものですね。
もっとも多いのは変形性ひざ関節症です。軟骨のすり減りが主な要因です。軟骨は年齢とともにすり減るものですが、高齢者のすべての方が膝が痛いわけではありません。この差はなんでしょうか?
膝が痛いと動くのがおっくうになって動かさなくなります。これが膝痛にさらに拍車をかけます。膝は太ももの筋肉が支えていますが、この筋肉が衰えると、膝にかかる負担が大きくなります。
軟骨は再生されませんが、筋肉はいくつになっても鍛えることができ、維持もできます。
また関節に力(重み)がかかると、関節軟骨から関節液がしみ出ます。次に、力が抜けると関節軟骨に関節液がしみ込みます。ウォーキングなどでひざの関節を動かすことは、関節軟骨を強化し、痛みを軽減するのに有効です。
運動が大事とはいえ、痛ければ動かしたくない気持ちはわかります。わたしも風邪などを引くと、まずは安静にします。しかしひざの場合はそれでよくなることはありませんので、ある程度痛みを取って、それから動かすことが大事になってきます。
ひざ周りの筋肉を緩めたり、膝蓋骨(いわゆるひざのお皿)の可動性をよくすることで、ひざの痛みは軽減されます。それから、セルフケアを行うといいでしょう。効果的な運動方法もお教えします。
ひざの痛みがある人は大抵曲がっていたり、O脚だったりするのですが、施術後はひざが伸びるのを実感できるはずです。
■肥満との関係
膝には大きな力がかかります。
体重50kgの場合、立っているだけでも150kgの力がかかりますが、階段の上がり下がりでは350〜500kgの負担になります。階段の上り下りで膝が痛いというのは、それだけ負担がかかっているということ。
体重50kgの場合ということは、体重が重ければそのぶん膝への負担は大きくなります。
■体の変化は当たり前
ほかにも半月板損傷などがありますが、体の変性は年をとれば当たり前のことです。
痛みなどの症状がない人でも、検査をしてみると変性や傷は見られますので、そのせいだけにせず、体重のコントロールや、運動療法を取り入れましょう。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
まごころ整体院
〒921-8812
石川県野々市市扇が丘31-29
完全予約制
TEL:080-6350-8556